moyo : : diary

気持ちフォト士

autocad と draftsight 違い。 

ほとんど同じですが、ちょっと違います。(見た目はautocadの方がカッコ良いと思います。)

 

大きく違うのはオブジェクト(エンティティ)選択。

スクリーン(ウインドウ)の範囲から外れても選択できるのは draftsight

autocad はスクリーン範囲から外れると選択が外れてしまいます。

 

その他、通常よく使う操作で、小さな違いについて。

 

ビューポート(ビュータイル)

ビューポート自体回転できるautocad に対し、draftsight はビューポート内に入り座標回転の上、planviewする必要がある。

方向指定ビューを直接ビューポート出来るautocad に対し、draftsight は出来ない。

ビューポートの縮尺設定や表示ロック位置が違う。draftsight はプロパティーにて。

これらは最初わからず迷いました。

 

ポリライン

ポリライン編集は選択後ポインタを変更箇所に当てるだけで直接編集出来るautocadに対しdraftsight はポリライン編集モード(ダブルクリック等)に入り編集ポイント指定、どのように編集するかを指定する必要があり、簡単とは言えない。(線幅だけはプロパティーで変更可能)

 

配列複製 array(pattern)

結果を目で見ながら直接画面上で複製できるautocadに対し、昔ながらの X、Y、極、パスのダイアログ操作で行うdraftsight ですが、どちらが良いかは人によるでしょう。ただし、draftsight は移動量が0の時、0を入力できないバグがある。代わりに1と入るけど、移動量は0なので一応使える。

 

ライン延長、円弧延長

ラインの角度拘束が極めて効きにくい。それと、円弧の延長も同じ。autocad はoption押すだけで簡単。私は正確に伸ばす時、伸ばす先に補助線を引いてEXTENDやFILLETで延長するようにしてます。割と頻繁に使うと思うのですが。

 

循環選択

draftSightには無い。(と思うけど?)macautocad は一見無いと思われがちですが実は有ります。無くてもあまり支障ないのですが。

 

スペースバー

DraftSightはエンティティ(複数も)選択後、スペースバー1回で移動、2回で反転回転、3回で回転、4回で拡大縮小ですが、autocad は2回目の反転回転は無い。反転回転などは通常不要なので無い方が良いと思います。

 

ショートカット

寸法線 DIMLINERDIMENSION、グループ関連、セレクト関連、同じのも多いけど微妙に違うので最初慣れません。QUICKとかSMARTが頭についたりする。なぜかコピーは共にCO。(私は頻度からCに変えました。COは離れすぎです。)C(CIRCLE) は別にCIを当てました。( 頻度低いので。)

 

バグに関して。

draftsight はエンティティの透明性がプリントに反映されない欠陥がある。PDF出力で代用する他手は無し。(2021 SP0)

その他、スペースキーやエンターキーで繰り返しコマンドが使えますが、コマンドラインを非表示(あまり必要を感じないので)にしていると、繰り返さない事が多々あります。

 

メニューやリボン

draftsight PDF貼り付け、拘束、座標設定、わかりにくいものが多く、リボンに関してはautocadもイマイチ整理が悪いような気がします。

 

私は、コストを見てautocad からdraftsight へ乗り換えましたが、上記の点の幾つかが未だに面倒です。しかし、レイヤやツールなど、殆どは同じだと思います。