ケーブル交換。トラブるなあ。トラブった。
ケーブルのビニール可塑剤が揮発し、しなやかさが失われ、表面繊維補強が有るためか硬くなって折れ、中の導線が断線。ケーブルはメモによると2021年6月購入で、二年半使用で寿命。
で、交換のために引っこ抜いたらこうなりました。
製造時の接着剤が劣化して、ちょっとした力で分解されたようです。
その時、中のコードも切断されちゃいました。
この壊れ方は Triple 10 pro では良く有る事らしく、概ねここでお釈迦となるようです。
これは極めて修理難易度の高い破損状況です。
青色と黒色の接合部(接着剤で固まってる)はびくともしませんが、ここが外れないと何もできません。
それと、このハンダ付けの難しい信号線。
温度が高すぎると銅線が溶け、低すぎると緑の(+は多分赤)絶縁コーティングがハンダをはじく。
そろそろ買い替えか?
しかし、黒色と青色のボディーをなんとか外しました。
フレキの柔らかい基盤に引っ付いたBAユニットが二つ見えて、中の仕組みが良くわかりました。多分この奥にもう一個 BAユニットが有るのでしょう。
で、復活させました。
エポキシ2液の接着剤でがちがちに引っ付けたので、何かの拍子で中が断線したらもうどうにもできません。
Triple 10 pro は、今の高級機と比較して遜色無いと思ってますが、店で試聴するのは他機種の事、把握しきれてないかもしれません。でも明らかに iPodsPro より音は良く、修理しないと勿体無いです。
小さいから勘違いするけど、値段からして壊れたらすぐ買い替えなどという代物では有りません。何だろう?この普通では修理できない構造。まあ、14~5年使ってましたが。