私が社会人になりたての頃、新聞記事で無給油世界一周を成功させた飛行機を知りました
それが美しい機体を持つVoyagerです。
その新聞記事には過酷な飛行記録が載っていて、二人で操縦し、そのうちの一人は女性であることもそれで知りました。
当時、この記事を読んだ人はどれ程いたでしょうか？
この有名な飛行機が日本では殆ど知られていません。
ずっと後になってYouTubeでその時の映像を見ましたが、鳥人間コンテストに出てくる飛行機よりさらに細長い翼。それが周期的に撓る。機体が金属だったら金属疲労で空中分解してたかもしれません。そして翼先端が破損して飛んでいく様などが克明に写ってました。翼先端は離陸時に翼が撓んで先端部を滑走路に擦りながら数キロ走ったため破損し、飛行の初期に吹っ飛んでいきました。こんな状態でも記録達成。
その繊細で限界に近い華奢な飛行機を設計したのがバート・ルータンというアメリカ人。
そのバート・ルータンが興した会社が、スケールコンポジット社であり、その会社があるところが Mojave で、現在のMac OSの名前に採用されてます。
今はバージンのリチャード・ブランソンの手で宇宙基地となっています。
映画エクソシストで有名になったバージンですが、今は音楽より飛行機の方が知名度が高いでしょう。
バート・ルータンはバージンのブランソンと組んで一般人の宇宙観光を目指し、バート・ルータンの設計した宇宙往還機はすでに数回宇宙へ行き来しています。
これはメジャーなニュースにも出ましたからほとんどの人が知っていると思いますが、この機体の操縦は自動ではなくマニュアル操作であり、宇宙へ行くのは釦を押すだけでは無いようです。すなわち人間の操縦によるものです。割と宇宙船のイメージが崩れますね。
それとは対象的に、5年前に打ち上げられた日本の固体燃料ロケット、イプシロンはパソコン一丁で世界のどこからでも遠隔発射できる可能性があるそうですが、これはこれで今までのイメージを覆すものでした。
こんな事に思いをめぐらし、私のパソコン、MacのOSをMojaveに今アップデートしました。
目新しいダークモードにしましたが、これ昔から有ったんじゃないでしょうか？
