この川を渡る水道橋に乗っかってる水道管みたいな黄色い筒はH2ロケットです。
ちょっとジャンプして胴体に触ってきました。
なんとも無骨な筒の接合の仕方。ボルト・ナットむき出しで空力も何も有ったものではなく、さしてココらへんの気流特性などあまり影響がないのでしょう。ただ、先端はさすがに新幹線のごとく丸く絞られています。
胴体は殆ど酸素と水素のタンクで、エンジンはおしり部分の複雑な配管類と一個しか無い噴射口のお椀でびっくりする程の小ささ。これで宇宙まで飛ぶのかと驚きました。初めて見る実物は本当に意外な小ささです。また、おまけでくっついているブースターも小さい。
何となく、飛行機のジェットエンジンの方が精巧では無いか?
実際、旧日本軍はジェットエンジン搭載の飛行機より先にロケットエンジン付きが実用化されて、人間爆弾飛行機の桜花ではロケットエンジンがくっついていました。
良く考えたらあの中国でさえロケット飛ばしてるんだからジェット機ほど難易度は高くないのかも知れないなあなどと、ロケットエンジンを見上げながら想像してました。(なんて)
このむき出しのボルトですが、多段ロケットで用いられるのは分離時に爆発する爆発ボルトが用いられるそうですが、この展示品に爆発ボルトがくっついているのかどうかはわかりませんでした。(なんか全長が短い気がする)
映画のアポロ13で爆発ボルトが爆発する瞬間を丁寧に描写してましたが、こういう分離するために爆発させるという発想はどこから出てくるんでしょうか?合理的なんでしょうが、ネガティブ方向に向いてしまいがちな思いつかない不思議な考え方だと思います。
色々な仕組みをいろいろな発想で考えるって、日頃から変なこと考えてないとダメだなあと思いました。