昔、関空と共に面白かったのがこの駅のコンペ。
当時、この駅のために法規制を変える事が話題(問題)となりました。
国際観光都市として、常に悩ましい問題である建物の高さ。
確か、この当選案が一番低かったと思います。それで当選したのかもしれませんね。
ここで、出江寛さんが興味深い論文を書いておられました。
未開の京都南部を発展させるためには、北と南の分断線であるJRに橋を渡さなくてはと。
結果としては更に壁が立ちはだかったわけですが。
たしかに、未だに駅より南は裏のイメージであり、発展はしないのではと思わせます。
ちょっと早めの時間帯ではあったのですが、ほとんど人気のない上部階でも長いエスカレーターは動きっぱなし。勿体無いと思いました。
屋上にはややこしい言い回しの建物設計者のコンセプトが提示されていましたが、簡単な意味合いを複雑に思わせる単語の使い回しは、言葉遊びで自己満足してしまうテレビのコメンテーターをイメージしてしまいました。
その屋上展望はなぜか南に開かれ、北の五山や清水などはあまり望めないのでした。