いつもながら屋上は気持良いです。
ここへ行くにはこのハッチを上げてタラップを上るわけですが、径が小さい。
いつも足がつかえて難儀します。(足、長くないけど)しかも、ハッチまでのタラップが結構恐い。
ここは古めの共同住宅ですが、雨漏り修理してもすぐに漏ってくるそうです。
屋上改修設計を依頼されたわけですが、上ってみてしばしぼーっと眺めていると、これは漏るなあと思いました。
何となく、これはあまり良く無いなと感じ、近寄ってまずそうなところをじっくり見ると、雨水が浸透して行く様子がイメージ出来ました。
過去3回にわたる改修は、同じやり方で上からやり直しているだけで、防水層が新しくなるだけの事で肝心の原因部分は放ったらかしです。
それでは当然漏るだろう。
しかし、過去の改修はいずれも専門業者。当たり前ですけど、専門業者しか工事が出来ない。
今回初めて設計士を入れて屋上防水の調査及び設計をやるそうです。
もう後は無いのでしっかり頼みますよと言われましたが、こんな古い建物で責任負わされてもなあと、その時は思いましたが見てしまった以上「任しなはれ」です。(正直な内心は建て直そうよ!)
一つの大きな原因はわかった。過去の専門業者はどれもこれも何を見ていたのだろう。
しかし難しいのはそれだけでは無いかもしれない事です。
勾配もパラペット立上り寸法も足りず、しかも排水ルートも悪くどうしてもプール状態になってしまうところも有ります。これは当初設計の良く無いところがずーっと尾を引くというものです。