moyo : : diary

気持ちフォト士

現場でジタバタする。

ここ近辺、現場で工具を握って作業することが多くなりました。
それまで、現場に行ってもぼーっと眺めてるだけで体を使うことがまず無かったのが大きな変化です。そこで初めてわかったのは実際の作業の事。あれが無い、これが無い、そして、ボルトやビスが無い。なんと、いやになっちゃうほどのスケールの小さい悩み(ミス)だろう。
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先週2泊3日、とある島の出張作業においては。

チェーンの連結金具が無かった。
現場は世間との隔離率の高い小島。チェーン金具は他社が納入出来ない入手困難品?で私の方で段取りしてたので、”ひょっとしてバンザイ” かな思いましたが、なんとか翌日朝に宅急便で入手。首が繋がったのでした。圏外でも稀に繋がる携帯電話と細かい民間流通網に助けられました。 

そして工具。
たった一本の工具が無いためボルトの交換が出来ない。しかし我々では無い誰 m(. .)m がたまたま一本携えていて「これ使え」って貸してくれたのです。更に工事終盤、先ほどまで有った、


5mm(小さい)ボルトが袋ごと紛失。
ボルトが急に見当たらなくなった時は打つ手無し。売ってる店無し。買いに行く時間も無し。他のボルトで代用も出来ない。残る手段は見つからないものを「探す」しかない。
驚くことに見つかりました。 しかも、紛失したものでは無くて、誰かがたまたま置いてくれていたものでした。
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こんな事が有ったのに、定日の日が暮れる前に全て終了出来ました。(おわった!)

 

そして昨日、別の現場で簡単なモーター取換工事での事。
大手他社に全てを任せて今回はぼーっと工事を眺めていたのですが、職人の一言にびっくり。

電源が違う。
前のモーターは三相200Vで新たに持ってきたのは単相100V。(あかんやん)
どこかに100V来てないかって探すも有るのは持ってこれない場所にしか来てない。
100Vのモーターを200Vに変更するか、電源を新たに引っ張ってくるか、慌ただしく携帯電話であっちこっちに連絡を取り合いました。今どきこの現場に使うモーターで200V用が存在しない事がわかった時、私はトランス買ってきて入れようと提案しましたが皆は反対。反対理由はやった事が無い。
しかしそういうのは理由にならない理由の一つと私には思えました。私の古くからの電気設備設計の知人に相談すると、トランスよりも使う電線が3本から2本になるから元の配電盤で組み換えたら早いよ!大概予備端子設けて有るだろうし、逆でなくて良かったね。って目から鱗のアドバイス。
これは、灯台下暗し。根元が見えてなかったか!
さも私が考えたように振る舞い皆に説明。建物の配電盤で入れ替え指示を出してわずか5分で一挙解決しました。
通常、出戻りして、ばかにならない追加費用が発生して、赤字案件になってしまうところ、本当に何かに助けられました。(毎回の様な気もする)