この橋は近鉄京都線の鉄橋。
文化財に登録されています。
今ではこの様に繊細なラチスを使ったトラス構造は日本では作られません。
あまりにも手間暇がかかるため。
傍目には小さく見える鉄橋も、近づくときわめて堂々としていて美しい。
この橋の美しさの一つには、控えめな色彩も一役買っている。
なぜ、東京タワーにせよ、他の鉄橋にせよ、へんな赤色に塗るのでしょうか？
錆が目立たないから？
メンテナンスの上ではあまり良くない色彩でしょう。
赤く塗る前の東京タワーの写真を見たことが有ります。
堂々とした端正な美しい姿でした。
エッフェル塔と違い、無駄を削ぎ落とした素晴らしいデザイン。
それが、あの色彩で台無しとなる。
この橋は赤く塗られなくて本当に良かったと思います。
なお、この橋は単純トラス構造では日本最長。
