moyo : : diary

気持ちフォト士

売家

これは売り家。 石垣の上に漆喰塗り日本瓦葺き。
美しい家。 長らく売れずに有ると言う。
そこで、売買を委託された不動産業者は解体して更地にした方が売れるのではと言っていた。
出来れば、残したい。
古い家は構造的な不安と現代的な快適性に問題がある。
何れも費用をかければ、解決することが可能だ。 実際は改修費と撤去プラス新築費の比較で建替えられてしまうことが多い。
改修手間も構造体が腐っている場合は相当掛かってしまう。

こちらは、長らく放ったらかしにされた廃屋。どんどん壊れていく。
ここまで壊れると修復は不可能になってくる。このような立派な家屋が勿体ないと思う。
家の前にはお地蔵さん。

この周りにはこのような古い家が数多く残っており、タイムスリップしたような景観だ。
このような景観を美しいと思う人がこの家を買うことになるのだろう。
そうすると、やはり解体はちょっと待って欲しい。建替えるにしても、元の美しい姿を記憶に留めて欲しいから。