moyo : : diary

気持ちフォト士

ペリスケ洗浄

これ、行方不明になってた万年筆。通称 ペリスケ。見当たらなくなって約半年経過。

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突然出てきました。
思い出せば、12〜3年程前にも長期間、行方不明になったことがありました。
今回は6ヶ月間、友人の車のダッシュボード上で太陽光線に晒されていた模様。
ところで、ペリスケは分解方法が不明。すなわち、未だかつてメンテしたこと無かったです。
半年の太陽光線はキツく、インクが入ってはいけない部分に侵入し、そのまま固着してピストンが回らない。
仕方ないので洗うことにしました。
ドボンとぬるま湯につけて、ピストンを何回も回転させるのが一番簡単そう。というか、それしか思いつきません。
思惑通り、インクが入ってはいけない部分にもお湯が入り、ドボドボに真っ黒になりましたが、何回も回転させていると、どの空間も透明になってすっかりきれいになってしまいました。水を切って、水滴が僅かに残ってる状態でしたが、それを取り去る方法が見つからず、そのままシリコンスプレーを吹き付けてやると内部に侵入し、ピストンが新品のように軽く動くようになりました。
こんなに軽く綺麗になるのなら、もっと洗浄してやればよかった。
ボディーがすっきり透明になったのでインクを変えることにしました。今までは某ミッドナイトブルーで、ペンを腐食させるとも言われてましたが、安物のペンだったので気にしたことは無かったです。今回はパイロットのブルーブラックにしてみましたが、さして前のと変わらず多少後悔。

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かつて、ペン先の金色がだんだん銀色になってるのに気付き、鍍金だったのかよって愕然とした事も有りましたが、それほど変な書き味でも無かったので、えらく長きに渡って愛用してしまいました。本当に出てきてくれて良かったです。
ここ(後ろの先っぽ)、水溜まったまま。

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