以前はノイズキャンセルはカナル型か密閉式ヘッドフォンに限られましたが今は開放型でも有るようです。
通勤電車での使用は外音遮断は必須ですが、今までTriple.fi 10 pro 使ってたのと有線型が好きなので有線のカナル型を新調しました。このタイプでノイズキャンセル機能付きは原理的にも無いと思いますが、主流の無線型ノイズキャンセルまでは不要かなと思っています。よく紛失するらしいし、ケース無しでは再生時間乏しくケースも充電が必要。
このタイプは千円以下から100万円台まで種類が多くて本当に迷います。大阪日本橋のイヤフォン専門店に試聴に行って約一時間、いっぱい試聴しましたが、たくさん聞きすぎてわからなくなってしまいました。
数千円の安いやつは先入観で安い音がします。
しかし、20万円以上の高級機がとびぬけた音かと言えばそうでもないと感じました。
昔はカナル型は音が狭いと思っていましたが Triple.fi 10 pro で考えを改めました。また、複数ドライバは音が濁ると思い込んでましたが、これも Triple.fi 10 pro で考えを改めました。
ドライバが BA だからだと思っていましたが、試聴ではダイナミック型を含むハイブリッドでも充分な音だと感じました。
改めて、この異常な値段の差は音に反映されているのか疑問に思いました。
結論として、複数ドライバを搭載した超高級機は意味が無い。
言い換えれば値段に対応する効果は無いと感じました。
結局 BA 一基搭載のfinal B2 にしましたが、選んだ理由は音が良さそうという先入観です。
何となくfinalの形や質感が良いと思っていて B2、make 1 とmake 2 、A5000 から選ぼうと思ってました。聞いたら B2よりA5000 の方が音が良いと感じました。B1 も試聴しましたが、 A5000 と音の違いはあるけど、どちらが良いかは些細な事だと思いました。(買えばどっちでも同じ)make 1 、2 は試聴できませんでした。材質が B2 はステンレス、A5000 はプラスチックの差が有り、音より材質の差と色を優先してしまいました。
家へ帰って聞いてみるとちょっと低音不足。A5000にした方が良かったか?
Triple.fi 10 pro の静かでフラットなのに迫力ある趣が少ない。(壊れたのが残念)
そこで最初ついていたイヤチップをやめて、音道が長くて鼓膜に近く、傘が二重になってる遮音性の高いタイプに変更したら重厚で繊細な音に変身しました。カナル型はイヤチップで音が変わります。元々超高音部のディティールが現れることからこのイヤチップを愛用してましたが、低音も豊かになります。コンプライの低反発ウレタンでは得られない音です。
ただ装着が難しくて、きちんと奥まで入れて密閉しないと本領を発揮できません。
それと、Bluetoothアダプターについている低音ブースター?(XBass)をオンにすると更に重厚になり何の不満もない音となりました。
結局、音より見た目と単なる高級感で選んでしまいました。それぞれ音に差は有るけど、 BA は音場が広くても音域はダイナミック型より狭いというのは世評通り。
これをイヤチップとBluetoothアダプターのXBassで解消。このBluetoothアダプターにはXSpace っていうアナログ信号改善回路も備わっていて、これも何となく気持ちいい。これらの圧倒的な効果に比べれば、高級機種など全く価格に見合わないと思います。
イコライザーダメとか、リケーブルやエージングで化けるとか、そういうのは私の場合、気のせいです。音量だけで音が変わります。
高価格の高級機は異次元の音がする。これも、それほどの物か? って思います。